目次
はじめに
皆さん、こんにちは、Gene です。Cloud Native Taiwan User Group に参加したことがある方なら、私の名前を聞いたことがあるかもしれません。今回、コミュニティの仲間に誘われて、初めて「鉄人レース(iThome Ironman)」に参加することになりました。 ベアメタルからクラウドへ — 30 日で学ぶクラウド構築 をテーマにしていきます。
今回の連載では、クラウドの概念から紹介を始め、読者の皆さんと共にクラウドの基礎を学び、続いて OpenStack のアーキテクチャやデプロイ方法、そして最後に Kubernetes のアーキテクチャと OpenStack 上での Kubernetes デプロイ方法までを解説していきます。
全体として、本テーマでは受講者の皆さんと共に、シンプルな Linux マシンから一歩ずつ操作を行い、自分自身でプライベートクラウドを構築することを目指します。
クラウドの定義
通常、クラウドの定義は The NIST Definition of Cloud Computing(NIST によるクラウドコンピューティングの定義) に基づいて説明されます。
NIST はクラウドの定義を 3 つの異なる視点から定義しており、それぞれ以下の通りです:
- 必須の特性 (Essential Characteristics)
- サービスモデル (Service Model)
- デプロイメントモデル (Deployment Model)
必須特性
クラウドの必須特性は全部で 5 つあり、これらはクラウドの最も核心となる概念です。具体的には以下のものが含まれます:
オンデマンド・セルフサービス (On-demand Self-service)
消費者は、サービスプロバイダーの担当者と直接やり取りすることなく、自身の必要に応じて、ネットワーク、ストレージ、コンピューティングリソースなどのクラウドサービスを自動的に利用できます。
幅広いネットワークアクセス (Broad Network Access)
クラウドサービスのネットワークはいつでも利用可能であり、利用側のデバイスを問わず、標準的な仕組みを通じてアクセスできます。
リソースプーリング (Resource Pooling)
クラウドサービスのソースは、実際にはすべての顧客やユーザーによって共有されています。クラウド事業者はマルチテナンシー(Multi-tenancy)などの手法を用いて各ユーザーを隔離しています。ユーザー同士は仮想的なレベルでは隔離されていますが、実際にはネットワーク、コンピューティング、ストレージのリソース全体を共有しています。
迅速な弾力性 (Rapid Elasticity)
ユーザーは需要に応じてリソースの使用を柔軟に拡張または縮小できます。消費者にとって、この能力は無限であるかのように見え、迅速にスケールアップすることが可能です。
計測可能なサービス (Measured Service)
計測サービス(Measured Service)では、クラウドサービスの各レイヤーにおいて、ストレージ容量、演算リソース、帯域幅、ユーザーアカウント数などが一定のレベルで監視可能です。リソースの使用状況は監視、制御、レポートが可能であり、プロバイダーと利用者の双方に透明性の高いサービス利用情報を提供します。
以上がクラウドコンピューティングの5つの必須特性です。
まとめ
今回はクラウドサービスの5つの必須特性について紹介しました。これらの定義は少し抽象的ですので、読者の皆さんは、実際に利用したことのあるクラウドサービスを参考に、そのサービスが上記の特性を備えているかどうかを考えてみてください。
明日はクラウドサービスのサービスモデルについて紹介します。お楽しみに。
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